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コロナに負けるな!無敵の防備、当院の感染対策 第1回 「クラスBという滅菌サイクルについて」

本日から緊急事態宣言も全面解除になり、コロナも一旦落ち着いたかのようですが油断は禁物です!

今回から当院の感染対策についてシリーズとしてご紹介していきたいと思います。

歯科医療従事者はコロナのパンデミック当初から、最も感染リスクの高い職業と言われてきました。当然ですよね、これほど他者からの飛沫を一日中顔面に浴びる仕事はないのですから!しかし現在まで当院での発症者はゼロを更新し続けてこれました。

私たちから患者さんへ感染させることのリスクは低いと考えられますが、危険なのはお口に直接挿入する器具を介しての感染!です。それを防ぐには徹底的な滅菌システムが重要となります。当院ではクラスBの滅菌システムを導入しています。

これが当院のBクラス滅菌器Lisaです!

クラスBとは、

 小型高圧蒸気滅菌器のヨーロッパ規格EN13060 では小型高圧蒸気滅菌器の性能要件とそれに付随 するテスト方法が規定されています。それらは医科、 歯科、獣医科などで幅広く使われています。 血液や体液と接触する可能性のある材料や器具には 様々な形状のものがあり、それぞれの形状に適した 滅菌サイクルで滅菌する必要があります。 ヨーロッパ規格EN13060ではクラスB、クラスS、 及びクラスNという3種類の滅菌サイクルのクラスが あります。その中で唯一クラスBサイクルだけが全て の形状の被滅菌物(固形、中空物、多孔体、一重包装、 二重包装)を滅菌できるとされています

ただこの滅菌システムは高額なので、なかなか一般的な歯科医院では導入できないのが現実でもあります・・・・

歯を切削するエアータービン等は中が中空構造になっていて、その中に血液等が残留しやすく問題となっています。クラスBのみがそれらの滅菌を可能にするシステムとなります。

当院では患者さん毎にそれらの器具を、全て交換滅菌していますのでご安心下さい!